大学淘汰の時代が本格的に到来した現在、大学を取り巻く状況にはどのような問題や課題が存在するでしょうか。大学の生き残りと付加価値の高い教育をどう両立させていけばよいのかをテーマに基調講演・特別講演を行い、「今、大学が本当にやらなければならないこと」について議論しました。翌21日にはミドルリーダー研修を実施しました。



| 日時 | 2024年7月20日(土) 14:00〜17:00 |
|---|---|
| 会場 | 芝浦工業大学 豊洲キャンパス |
| 定員 | 60名 |
| 参加費 | 1,000円 |
| 主催 | 大学リーダーシップ研究会 |
| 共催 | 理工学教育共同利用拠点(芝浦工業大学 教育イノベーション推進センター) |
| 参加者 | 79名(一般参加68名/主催・事務局9名/登壇者2名。7月20日・21日の2日間通算) |
参加者数は、研究会が保有する第1〜9回の統合参加者データ(v13)にもとづく集計です。申込記録を基礎としているため、当日の実数とは若干の差がありえます。
小林氏は、18歳人口の減少と大学数の増加により大学間競争が激化している現状を直視し、各大学の個性化・差別化の必要性を訴えました。「何を教えるか」から「学生が何ができるようになるか」への視点の転換、ミッション・ビジョン・バリューの明確化と社会への浸透、当事者意識を持った職員の役割が強調されました。
大森学長は、「地域の未来を私が作る」というビジョンのもとでのカリキュラム改編、「共愛12の力」による学生の成長の可視化、「スタッフ会議」の導入による教職員意識の変革など、痛みを伴う組織文化の変革を10年の長期的視点で段階的に進めてきた経験を語りました。
橋本学長は、民間企業での経験を活かし、タコつぼ化や個人主義的な教員文化を改善するための方法論、リーダーが「センター」「ウィズ」「アウト」の3つの立ち位置を使い分けること、MBWA(Management By Wandering Around)の重要性を示しました。
職員の役割、ビジョン・ミッションの共有、大学の個性化、18歳人口減少への対応などが議論されました。文部科学省私学振興課長の板倉寛氏からは、大学教育の社会的価値の発信や私立大学の公共性の認識など、国家レベルでの取り組みの重要性が指摘されました。
危機感の共有と、トップだけでなくミドルから動くことへの言及が中心です。一方で、トップが替わらなければ組織文化は変わらないのではないかという受け止めも記されています。
| 研究会全体の満足度 | 4.79 | |
|---|---|---|
| 基調講演 小林 浩 氏 | 4.68 | |
| 特別講演 大森 昭生 | 4.79 | |
| 特別講演2 橋本 堅次郎 | 4.74 | |
| グループ討議 | 4.33 | |
| 質疑応答 | 4.38 | |
| 仕事との関連性・有用性 | 4.54 |
参加者アンケートの回答は39件(回答率49.4%)です。満足度は5段階で、数値が大きいほど高い評価を示します。
本研究会はJSPS科研費 基盤研究(C)「教学マネジメントにおける学部長等のミドルリーダーシップ研究」(研究代表者:山本啓一)の助成を受けて開催しました。